鄭義宣氏(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
鄭義宣氏(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループは23日、自動運転の分野で世界最高レベルの技術を持つ米アプティブ(旧米デルファイ・オートモーティブ)と合弁会社を設立すると発表した。 現代自グループによると、同社とアプティブは23日(現地時間)にニューヨークで合弁会社設立に関する本契約を締結する。 現代自動車と、子会社の起亜自動車、現代モービスは合計で20億ドル(約2150億円)を出資する。投資額は年産能力30万台の海外工場を2カ所に建設できる規模で、同グループが外部企業に投資するケースの中で最も大きい。 合弁会社の本社はボストンに置き、今後、設立の許認可や関係当局の承認などを経て、早ければ来年に設立される予定だ。 アプティブは2017年12月にゼネラルモータース(GM)から分社化した自動車部品メーカーで、昨年の売上額は15兆9000億ウォン(約1兆4260億円)、営業利益1兆6000億ウォン。時価総額は約27兆4000億ウォンとなっている。 合弁会社は世界の自動車メーカーが共通して使用できる自動運転用のソフトウェア開発と供給を目標にする。  2022年までに完成車メーカーや、自動運転タクシー業者などに供給する自動運転用のプラットホーム開発を終え商用化する計画と明らかにした。 合併会社は、現代自グループの完成車量産システムとアプティブの自動運転技術を確保することで、双方の強みを最大限に活かす協業システムを構築することにした。 鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ総括首席副会長は今回の合弁会社設立について、「今回の協力は人類の生活と経験を画期的に変化させる自動運転技術の商用化を目標としたもので、共に前進していく重大な道のりになる」と説明。「自動運転分野で最高の技術を持つアプティブと現代自動車グループの力が結合すれば、強力なシナジーを創出し、自動運転の分野で世界をリードしていくことになると確信する」と強調した。 アプティブのクラーク最高経営者(CEO)は「先進運転支援システム(ADAS)をはじめとするアプティブの強みをさらに強化する」とし、「現代自動車グループは自動運転プラットホームの商用化を早めるのに最適なパートナー」と述べた。
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