握手を交わす韓米首脳(資料写真)=(聯合ニュース)
握手を交わす韓米首脳(資料写真)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】国連総会出席のため米ニューヨークを訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日午後(日本時間24日午前)、トランプ米大統領と首脳会談を行う。 両首脳の会談は9回目で、6月にソウルで開催して以来、約3カ月ぶり。非核化を巡る米朝の実務交渉再開の機運が生じる中、非核化の方式に関する議論が注目される。韓国青瓦台(大統領府)は今回の首脳会談を機に膠着(こうちゃく)状態に陥った米朝交渉の進展に弾みがつくと期待する。 北朝鮮は実務協議再開に向け体制保証と制裁解除を要求しており、文大統領がトランプ氏から非核化への見返りとしての米国の「相応の措置」について言及を引き出せるか関心が集まる。 また、韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了や在韓米軍の駐留経費負担交渉などの懸案が議題に上るかも注目される。 日本政府の対韓輸出規制強化を受けて韓国がGSOMIA終了を決定したことに対し、米国は異例の強い表現で失望や不満を表明しており、文大統領が今回の訪米で韓米同盟に亀裂が入ったとの懸念を払拭(ふっしょく)することが大きな課題となっている。トランプ氏との会談でこうした韓米の不協和音を解消し、堅固な韓米同盟を再確認したい考えだ。 ただ、トランプ氏は在韓米軍駐留経費の韓国側負担の大幅な増額を相次いで示唆するなど米国の利益を最優先にした外交政策を掲げており、文大統領は難しい対応が迫られるとの見方が出ている。
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