鄭長官(資料写真)=(聯合ニュース)
鄭長官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官は20日、同部とサイバー作戦司令部が開催した「2019国防サイバー安保カンファレンス」に出席し、あいさつの中で「今この瞬間もサイバー空間では北をはじめとする不特定の勢力による攻撃が続いており、サイバー安全保障に対する脅威が全方位に拡大している」と述べた。

 鄭氏はサイバー安保への脅威が「超国家的かつ非軍事的な脅威としてさらに拡張している」との見方を示した。

 鄭氏が北朝鮮の仕業と推定される主なハッキング事件や北朝鮮のサイバー攻撃の能力について公の場で取り上げたのはやや異例のことで注目されている。

 また、鄭氏は「北はサイバー戦力増強に向けて専門人材の育成、最新技術の研究・開発を続けているとみられる。2016年にわが軍は北の仕業と推定されるサイバー攻撃を受けた」と述べた。このサイバー攻撃は、16年に当時の韓民求(ハン・ミング)長官のパソコンをはじめ国防部のイントラネットが北朝鮮と推定されるハッカーによって攻撃を受けた事件を指す。


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