韓国中部の忠清北道陰城郡の畜産物関連施設で豚を乗せたトラックの消毒作業が行われている=19日、陰城(聯合ニュース)
韓国中部の忠清北道陰城郡の畜産物関連施設で豚を乗せたトラックの消毒作業が行われている=19日、陰城(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は19日、記者団から北朝鮮との軍事境界線に近い地域で豚の伝染病、アフリカ豚コレラの感染が確認されたことを受け、北朝鮮側に防疫への協力を求めたことについて問われ、「まだ返事がない」と答えた。 韓国政府は18日午前、南北共同連絡事務所を通じ、韓国内でアフリカ豚コレラの感染が確認されたことを通知。防疫への協力を要請する通知文を送った。同日午後と19日午前、定例の連絡代表による接触が行われたが、北朝鮮側から返事はなかったという。 韓国政府は5月末にも北朝鮮でアフリカ豚コレラの感染が確認されたことを受け、防疫への協力を提案したが、北朝鮮は何の反応も示さなかった。 膠着(こうちゃく)状態に陥っている南北関係を考慮すれば、今回も応じない可能性がある。 一方、北朝鮮の養苗場の近代化事業に関しては、対北朝鮮制裁の例外として認められる必要がある品目について米国側と協議を終えたと説明した。これまで韓国政府は南北協力事業をめぐり、北朝鮮側との協議後に制裁の例外として認定させたが、最近は効率を高めるため、可能な品目は先に制裁の例外として認めさせた後に北朝鮮側と協議している。
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