8月21日に行われたソウルでの会談後、取材に応じる李氏(中央右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
8月21日に行われたソウルでの会談後、取材に応じる李氏(中央右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は18日、同部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表が20日(現地時間)、米ワシントンで協議を行うと発表した。非核化を巡る米朝実務協議の再開が近いとされる中、北朝鮮核問題を巡る韓米の交渉代表が話し合う。 李氏は19日午前に出国し、21日までワシントンに滞在。ホワイトハウスや国務省、シンクタンクの関係者などと面談する予定で、その後、国連総会が開かれるニューヨークに移動し、再度ビーガン氏と協議する計画という。 ニューヨークではこのほど日本外務省のアジア大洋州局長に就任した滝崎成樹氏を交え、北朝鮮核問題を巡る韓米日の交渉代表が会合する方向で日程を調整している。 李氏は米国滞在中にビーガン氏と3回以上会い、米朝の実務交渉で扱う議題について集中的に議論する見通しだ。 北朝鮮外務省は16日、米担当局長の談話を発表し、米朝間の実務交渉で、北朝鮮の体制の安全を保証し、制裁を解除することを議題とするよう示唆しており、韓米はこれに対する評価を行うものとみられる。 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は9日に発表した談話で、9月下旬に米国側と実務交渉を開始する用意があると表明している。 米朝の実務協議の日程は決まっていないが、早ければ今月中にも再開されるとの見方が強い。 実務協議の場所は南北軍事境界線がある板門店や平壌のほか、スウェーデンなど北朝鮮の大使館がある第三国が取り沙汰されている。 協議の北朝鮮側代表は米国通として知られる金明吉(キム・ミョンギル)前ベトナム大使が務めるもようだ。
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