韓国政府は11日、日本による輸出規制問題を世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を決めた(コラージュ)=(聯合ニュース)
韓国政府は11日、日本による輸出規制問題を世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を決めた(コラージュ)=(聯合ニュース)
◇ 日本の輸出規制巡りWTOへの提訴決定  韓国政府は11日、日本による輸出規制問題を世界貿易機関(WTO)に提訴する方針を決めた。輸出規制は韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟の判決に対する政治的動機で実施されたと指摘。韓国の利益を保護し、政治的目的で貿易が悪用されることが繰り返されないようにするため、日本の措置をWTOに提訴すると説明した。◇北朝鮮「超大型ロケット砲」試射を報道 「成功した」と発表せず 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は11日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が10日に「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の試射を視察したと報じた。北朝鮮は10日午前、平壌北方の平安南道・价川付近から東に向け未詳の短距離飛翔(ひしょう)体2発を発射しており、これを指すとみられる。北朝鮮は8月24日の試射についても、「超大型多連装ロケット砲」と説明していた。しかし、今回は当時と異なり、「成功裏に行われた」と発表しなかった。◇新法相の疑惑捜査 法務部が検事総長抜きの捜査チーム提案 韓国法務部が、同部のチョ国(チョ・グク)新長官の一族を巡る疑惑を捜査中の検察幹部に対し、捜査を指揮している尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長を排除した特別捜査チームの構成を提案したことが確認された。このような提案はチョ氏の長官就任に合わせてなされたもので、検察がこれを即座に拒否したことで法務部と検察の間の緊張が高まっている。法務部は一部の幹部の個人的意見にすぎず、公式な提案ではないと事態の収拾を図ったが、検察関係者は法務部が捜査に影響力を行使するのではないかと神経をとがらせている。◇韓国がサッカーW杯2次予選で白星発進 トルクメニスタン破る 2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選H組の韓国は10日午後(日本時間)、トルクメニスタンと敵地で対戦し、2―0で勝利した。10大会連続、通算11回目のW杯本大会出場に向け、初戦を白星で飾った。韓国は前半13分にナ・サンホ(FC東京)が先制ゴールを決め、後半37分には孫興民(ソン・フンミン、英トットナム)のフリーキックから鄭又栄(チョン・ウヨン、カタール・アルサッド)が2点目を追加した。 ◇安倍首相きょう内閣改造 右派重用で韓日対立激化も 日本の安倍晋三首相は11日、文部科学相に最側近の萩生田光一・自民党幹事長代行を任命するなど、内閣改造を断行する。日本のメディアによると、安倍首相は政権の中枢となる麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を留任させ、残りの閣僚を全員入れ替える見通しだ。文部科学相は小中高校の教科書検定など日本の歴史認識に直結する職務を担うことから、安倍首相と側近らが共有する右翼史観を日本社会に広めようと試みるとみられ、韓日の対立が激化することが予想される。
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