訪朝を終え、北京国際空港に到着した王氏(中央)=4日、北京(聯合ニュース)
訪朝を終え、北京国際空港に到着した王氏(中央)=4日、北京(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は5日、同党で外交を統括する李洙ヨン(リ・スヨン)党副委員長が中国の王毅外相と4日に会談したと報じた。同紙は王氏が習近平国家主席のあいさつを金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)に伝えるよう要請したと報じていることから、王氏と金委員長の面会は実現しなかったようだ。

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 王氏は昨年5月、中国外相としては10年ぶりに訪朝し、金委員長と面会していた。

 王氏の今回の訪朝は金委員長の10月の訪中を調整するためであり、面会しなかったとの見方もある。

 王氏は李氏に対し、「中国は朝鮮の同志、友としていつも共にいる」と明言。中朝親善関係を強固に発展させ、中朝親善の明るい未来をつくろうと呼びかけた。

 李氏は今年で中朝国交樹立70周年を迎えることに触れ、「伝統的な朝中親善協調関係を新しい高い段階に発展させる」と強調した。

 一方、朝鮮中央通信は王氏が4日に平壌の子供向け食料品工場を視察し、訪朝を終えて帰国したと伝えた。


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