会談に先立ち握手を交わす朴良雨氏(右)と柴山昌彦氏=29日、仁川(聯合ニュース)
会談に先立ち握手を交わす朴良雨氏(右)と柴山昌彦氏=29日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官と日本の柴山昌彦文部科学相は29日、仁川・松島コンベンシアで会談し、外交や貿易の分野であつれきがあっても、文化分野での交流・協力は維持していくことで一致した。 会談は午後2時から約1時間30分にわたり、非公開で行われた。朴氏は会議後、「両国間の文化交流・協力策について議論した」と述べた。 文化体育観光部によると、両氏は文化交流を続けなければならないとの考えで一致し、両国の文化交流・協力を含む、韓中日3カ国の多様な文化交流・協力事業について意見交換した。 また両国の国交正常化40周年を記念する「韓日友情の年」の2005年に始まった文化交流を深める恒例イベント「韓日交流おまつり」など、両国の文化交流事業を通じた交流・協力を維持していく意思を改めて確認したという。 韓国、中国、日本の3カ国の文化・観光相が一堂に会する第11回文化相会合と第9回観光相会合が30日に同地で開かれる予定で、今回の会談はその事前会議。3カ国が発表する予定の「仁川宣言」には韓日文化相会談の内容も盛り込まれる見通しだ。 今回の会談は、日本政府による対韓輸出規制に韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了決定で強硬に対応し、日本政府が28日に輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」から韓国を除外する政令を施行した直後に初めて開かれた韓日の閣僚会談で、関係改善を模索する契機になるか注目されていた。 一連の会合と関連行事は29~31日の3日間開かれ、朴氏と柴山氏のほか日本の石井啓一国土交通相、中国のラク樹剛文化観光相が出席する。 第11回文化相会合と第9回観光相会合は30日に開かれる。会合の前後には共同宣言文の署名式や「東アジア文化都市」の宣布式、「韓中日観光交流の夕べ」も行われる。 文化相会合と観光相会合はこれまで別の時期にそれぞれ開かれたが、初めて同一都市で同じ期間に開催される。
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