6月5日、日本外務省で握手を交わす金氏(左)と金杉氏=(共同=聯合ニュース)
6月5日、日本外務省で握手を交わす金氏(左)と金杉氏=(共同=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部は28日、金丁漢(キム・ジョンハン)アジア太平洋局長が29日、日本外務省の金杉憲治アジア大洋州局長と29日にソウルの同部庁舎で会談すると発表した。 日本政府が28日、輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」から韓国を除外する政令を施行したばかりで、金氏は日本側の措置の不当性を指摘し、即刻撤回を求めるとみられる。 韓国政府が日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の終了を決めたことも議題になる見通しだ。韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は28日、日本が韓国除外の措置を撤回すれば、GSOMIA終了決定を再検討する考えを示している。 対韓輸出規制問題を担当する日本の経済産業省は韓国産業通商部の対話・協議の要請に応じていないが、両国の外交当局は意思疎通を続けている。両氏は今月2日、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)が開かれたタイ・バンコクで、同21日には韓中日外相会談が開催された中国・北京でも会談した。 ただ、双方の隔たりを確認しただけで、進展はなかった。 韓国政府は6月、韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた強制徴用訴訟問題を巡り、両国企業の自発的な拠出金で財源をつくり、被害者に慰謝料を支払う案を提案したが、日本は受け入れていない。 一方、金杉氏は韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とも会談する予定だ。
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