柔道やレスリングなどをベースにしたサンボ(資料写真)=(聯合ニュース)
柔道やレスリングなどをベースにしたサンボ(資料写真)=(聯合ニュース)
【清州聯合ニュース】世界唯一の国際総合武芸競技大会「2019忠州世界武芸マスターシップ」が韓国中部の忠清北道・忠州で30日に開幕する。

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 大会組織委員会によると、今大会ではテコンドーや柔道、柔術など20競技が行われ、100カ国・地域から約2200人の選手が出場する。

 世界ランキング上位の選手も多数含まれており、世界8位以内の選手や3年以内に開催された世界大会、大陸別大会でメダルを獲得した選手が83人に達する。

 2人1組で行う柔道の「形」には2010~11年、14~15年、18年の世界形選手権大会で優勝した竹石憲治・植松恒司、12~18年の同大会で優勝した中山智史・林聖治が出場する。

 蹴り技を中心とする格闘技のサバットには世界ランキング1位の選手と、昨年の世界選手権で2位だった選手が出場する。

 柔道やレスリングなどをベースにしたサンボでは世界ランキング1位の選手の出場が確定しており、柔術には18年ジャカルタ・アジア大会の韓国女子代表で金メダルを獲得したソン・ギラが出場するほか、世界ランキング1位の選手の参加も確実視されている。

 投げ技に特化した格闘技のクラッシュには欧州選手権などで優勝した経験のある12人が出場する。

 これまで五輪や世界選手権、アジア大会などでのみ付与されたランキングポイントが、シラットやムエタイ、テコンドーなど9競技については今大会でも与えられることになり、ランキング上位の選手が多数出場する。

 テコンドーのキョルギ(組手)団体戦では2020年の東京五輪の出場権(公開競技)がかかっており、激しい闘いが予想される。

 全ての競技はその競技の国際競技連盟が主管し、競技の進行や設備の設置を取り仕切る。ビデオ判定も可能になり、誤審が減る見通しだ。

 大会組織委員会の李在栄(イ・ジェヨン)事務総長は「選手たちが技量を十分に発揮できるよう、レベルの高い運営を行うべく万全の準備をしている」と話した。

 2019忠州世界武芸マスターシップは「時代を超えて世界をつなぐ」をテーマに30日から9月6日まで忠州市一帯で開催される。


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