韓国　きょうのニュース（８月２７日）

◇「ホワイト国」から韓国を除外　日本あす政令施行　　日本の世耕弘成経済産業相は２７日、韓国を輸出管理の優遇対象国である「ホワイト国」から除外する政令を２８日に施行するとの立場を明らかにした。世耕氏はこの日、閣議後の記者会見で、韓国に対する輸出管理厳格化政策を「粛々と運用していく」と述べた。◇法相候補「捜査による解明願う」　娘の不正入学疑惑などで一斉捜索　文在寅（ムン・ジェイン）大統領が法務部長官候補に指名した文大統領側近のチョ国（チョ・グク）前青瓦台（大統領府）民情首席秘書官を巡り、娘の大学への不正入学や奨学金不正受給などの疑惑が浮上した問題で、ソウル中央地検は娘が進学した名門大・高麗大やソウル大大学院など、約２０カ所を強制捜査した。チョ氏は同日午後、「検察の捜査によりあらゆる疑惑が解明されることを願う」とコメントした。一方で、「真実ではない疑惑だけで法務・検察改革の大きな道に支障が出てはならない」とも述べ、長官就任のため国会の人事聴聞会に臨む姿勢を重ねて強調した。◇北朝鮮が最高人民会議開催へ　今年２回目　北朝鮮は２９日、平壌で最高人民会議（国会に相当）の第１４期第２回会議を開催する。朝鮮半島情勢の膠着（こうちゃく）状態と対北朝鮮制裁が長期化する中、異例となる今年２回目の会議を開く金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）の意図に注目が集まる。最高人民会議は法律の制定・改正や対内外政策の基本原則の策定、予算・決算、組織改編、内閣人事などを審議・議決する。◇中小企業・自営業者に８兆円超支援　中秋節控え韓国政府　韓国政府は２７日の閣議で「秋夕（中秋節、今年は９月１３日）民生安定対策」を確定し、発表した。中小企業・自営業者などの資金需要を下支えするため、９６兆ウォン（約８兆３７００億円）を支援する。内外の不確実性などで経済環境が不安定なことから、昨年に比べ新規資金、融資・保証の満期延長、売掛債権保険などの支援額を１０兆ウォン増やす。また、低所得層の家計支援のための勤労・子女奨励金を４７０万世帯を対象に５兆ウォンと大幅に拡大し、秋夕前に前倒しで支給する。◇大企業新入社員の年俸３６０万円　中小との格差広がる　就職情報サイトのジョブコリアによると、今年下半期の新入社員の初任給を公開している大企業１２５社の年俸（基本ボーナス含む、インセンティブ除く）を調査した結果、平均年俸は４０８６万ウォン（約３６０万円）と集計された。一方、中小企業１５２社を対象に大企業と同じ基準で調査した結果、平均年俸は２７６９万ウォンだった。大企業と中小企業の新入社員の年俸格差は、昨年の１２５８万ウォンから今年は１３１７万ウォンに広がった。