先月31日に飛翔体の発射に立ち会った金正恩氏(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
先月31日に飛翔体の発射に立ち会った金正恩氏(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、前日に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の立ち会いの下、新たに開発した超大型放射砲(多連装ロケット砲)の試射に成功したと報じた。北朝鮮が24日早朝、北東部の咸鏡南道・宣徳付近から朝鮮半島東側の東海上に向けて発射した2発の飛翔(ひしょう)体を指すとみられる。金委員長は「敵対勢力の軍事的威嚇と圧力攻勢を制圧できる戦略戦術兵器の開発に今後も力を入れるべきだ」と話したという。 韓国軍合同参謀本部によると、24日に北朝鮮が発射した飛翔体の最高高度は97キロで、約380キロ飛行。最大速度はマッハ6.5(音速の6.5倍)だった。韓国軍当局は事実上の短距離弾道ミサイルと見ている。 北朝鮮がミサイルと推定される飛翔体を発射したのは16日以来、8日ぶり。7月25日以降、約1カ月の間に7回発射した。今年に入ってからは9回目となる。  韓国青瓦台(大統領府)は24日の発射直後に国家安全保障会議(NSC)を開催。北朝鮮が反発していた韓米合同軍事演習が20日に終了したにもかかわらず、短距離飛翔体を発射したことに懸念を表明した。
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