独島(資料写真)=(聯合ニュース)
独島(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は19日の定例会見で、今年の独島防衛訓練について、「時期や規模は検討中」と述べ、慎重な姿勢を維持した。

 また、「いろいろな事案を検討している。訓練の時期や規模は随時変わる」と説明した。

 韓国軍は独島防衛訓練を6月に実施する計画だったが対日関係を考慮し延期した。だが、日本の経済報復措置を受け、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)の前後に実施する方向で検討を進めていた。報復への対抗措置の一環であるため、訓練規模を拡大することも検討された。

 だが、朝鮮半島東側の東海の気象状況や下半期の韓米合同軍事演習の日程などを考慮し、訓練日程を再調整したようだ。韓国軍関係者は「まだ訓練(準備)のシグナルはない」と述べた。

 一部では韓国政府や軍当局が国民世論や対日関係などを考慮し、慎重な態度とともに「戦略的あいまいさ」を維持しているとの見方を示している。

 韓国軍は独島の防衛意志を示し、外部勢力による独島侵入を防ぐため、毎年前半と後半に海軍や海洋警察、空軍などが参加する独島防衛訓練を実施している。

 昨年は6月18~19日と12月13~14日に行われた。

 韓国政府や軍当局は例年の水準で実施するか、訓練内容を非公開にすることも検討しているとされる。


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