光州で開かれた記念行事で、少女像の前で黙とうする参加者ら=14日、光州(聯合ニュース)
光州で開かれた記念行事で、少女像の前で黙とうする参加者ら=14日、光州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の公式記念日「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の14日、全国各地で慰安婦被害者の痛みを記憶し、日本を糾弾する行事が行われた。   1991年に韓国人被害者の故金学順(キム・ハクスン)さんが初めて自身の被害を公の場で証言した日である8月14日は昨年から国の公式記念日となったが、慶尚南道は2016年から自主的に「たたえる日」の行事を開催してきた。 同道がこの日開いた行事で、出席者らは慰安婦被害者を忘れないとの誓いを込めて黄色いチョウをかたどったカードを掲げるパフォーマンスを行った。  光州市西区は、区庁前広場に設置された慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で記念行事を開き、約100人が出席した。 同市では光州市庁、南区、光山区にある少女像の前でも行事が行われた。 大邱市中区のヒウム日本軍慰安婦歴史館は、「記憶と行動」をテーマに慰安婦被害者の追悼行事を行った。 市民団体「挺身隊ハルモニ(おばあさん)と共にする市民の集まり」のアン・ギョンウク理事長は「胸の中にこみ上げる怒りのような炎は消えていない」とし、「日本はなぜ堂々とこのような姿勢を維持するのか」と述べた。 行事の後、約70人の参加者は歴史館で開かれている慰安婦被害者の金順岳(キム・スンアク)さんの人生を記録した展示会を観覧した。 光州では15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)を翌日に控え、一足早く記念行事が開かれた。 独立功労者と遺族による団体「光復会」の光州全南支部は同市南区の光州公園で、独立運動を行った義兵らを物心両面で支えた独立運動家、辛東旭(シン・ドンウク)の記念碑の除幕式を行った。  光復節に合わせ、日本政府の経済報復などに対する糾弾の声も各地で上がっている。 「日本軍慰安婦問題解決のための釜山女性行動」などの市民団体は、釜山の日本総領事館近くの鄭撥(チョン・バル)将軍像前で「水曜デモ」を開き、「今でも日本軍慰安婦被害者に真の解放は訪れていない」と批判した。 全羅北道地域の商人約1万6000人が加入する「全北商人連合会」は同道議会で記者会見を開き、日本政府の不当な措置に対抗して民間レベルでの貿易報復阻止運動に参加すると明らかにした。 葉たばこの生産農家で構成された「全国葉煙草生産共同組合」は、大田駅で日本の経済報復を糾弾し、日本製たばこの不買運動を呼びかける決起大会を開いた。 大田地域では、他にも市民団体などが糾弾大会やろうそく集会を開催した。 
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