奈良美智氏の作品(クリスティーズコリア提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
奈良美智氏の作品(クリスティーズコリア提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓日間の対立が深まる中、世界的に著名な日本の現代美術家、奈良美智氏は6日にツイッターで、自身の体験を基に韓国を「いい国だと思った」とつづった。

 奈良氏は数年前、韓国企業の製品に使われたイラストを自分の作品の盗用だとして提訴。韓国で裁判が行われた結果、奈良氏の主張が認められ、相手企業も奈良氏の要求を受け入れたという。同氏は「法は正義だと感じた」とし、さらに「国民の力で大統領を失脚させた時も、財閥の不正や権力に国民がNOをたたきつけ、世界に対して結果を見せることが出来た時も、当たり前だがいい国だと思った」と述べた。

 また、「韓国にも日本にも、どの国にもいろんな人がいる」と言及。かつて暮らしたドイツにもアジア人をヘイト(憎悪)する人はおり、自身がその対象になったこともあったとしながらも、「それだけでその国を憎むようなバカではない。視野を広く持つことが地球で生きるということだ」と力強く述べた。

 ネオ・ポップを代表する奈良氏は、純真さと同時に反抗心を感じさせる子どもたちを描いた作品などで、世界中に多くのファンを持つ。


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