文在寅大統領は29日から8月2日まで予定していた夏休みを取りやめ、執務室で業務を行った(資料写真)=(聯合ニュース)
文在寅大統領は29日から8月2日まで予定していた夏休みを取りやめ、執務室で業務を行った(資料写真)=(聯合ニュース)
◇文大統領 夏休み返上で日本の輸出規制への対策 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、執務室で今後予想される日本の追加の輸出規制措置などについて報告を受けた。青瓦台(大統領府)の関係者が聯合ニュースの取材に明らかにした。文大統領は当初、29日から8月2日まで夏休みを取る予定だったが、取りやめて国内外の課題の解決策について構想を練っているとみられる。文大統領が夏休みを返上してまで日本の輸出規制問題の対応に当たるのは、来月初めに日本が安全保障上の友好国として輸出上の手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を除外する閣議決定を行う可能性が高いためとされる。◇与野党が政官民協議会発足で合意 日本の輸出規制対策 与野党5党は国会で会合を開き、日本の対韓輸出規制に対応する超党派組織「日本輸出規制対策民官政協議会」を今週中に発足させることで合意した。5党の会合や協議会の設置は18日に文在寅大統領と5党代表が行った会合で、日本による経済報復に対応する非常協力機構の設置に合意したことを受けての措置だ。◇韓国船員に続き北朝鮮船員も送還 南北関係への影響に注目   政府は29日午後、朝鮮半島東側の東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側海域に入った北朝鮮の小型木造船と船員3人全員を北朝鮮に引き渡した。木造船は27日深夜に越境した後、韓国の艦艇によって軍港にえい航され、軍の取り調べを受けていた。今回の送還措置は北朝鮮に拿捕(だほ)されたロシア船籍の漁船に乗船していた韓国人船員2人が無事帰還した翌日に行われたことから、膠着(こうちゃく)状態にある南北関係に何らかの影響を及ぼすか注目される。◇ホワイト国除外で「幅広い業種に被害」 経済副首相  洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は、来月初めに日本が安全保障上の友好国として輸出上の手続きを簡素化する「ホワイト国」から韓国を除外する閣議決定を行う可能性が高いとされることを受け、「日本がホワイト国から韓国を除外すれば、先端素材・電子・通信など幅広い業種で韓国企業の被害が懸念される」と述べた。企画財政部が国会企画財政委員会に提出した質疑答弁書で明らかにした。◇D-LITE所有ビル巡る疑惑 警察トップ「確認中」  警察トップの閔ガプ龍(ミン・ガプリョン)警察庁長は、昨年3月から兵役に就いている男性グループBIGBANG(ビッグバン)のメンバー、D-LITE(ディライト)さんが所有するソウル・江南のビルで違法な遊興酒店(キャバクラなどの風俗店)が営業しており、売買春が行われているとの疑惑について、関連情報を収集したとした上で「ソウル地方警察庁が客観的な疑惑提起かどうかを確認している」と述べた。
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