北朝鮮の李容浩外相(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮の李容浩外相(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が来月2日にバンコクで開く東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席しないようだ。韓国外交消息筋は25日、「北朝鮮がARF議長国のタイに李外相の不参加を通知した」と伝えた。 同会議に合わせてポンペオ米国務長官と李外相による会談が行われるか注目されていたが、その可能性はなくなった。 北朝鮮はこれまでほぼ毎年ARFに外相を派遣してきたため、李外相の不参加は異例だ。1994年に発足した同会議に北朝鮮の外相が参加していないのは2003年の1回だけだ。 北朝鮮は李外相の代わりに、別の幹部をARFに派遣するとみられる。 韓米当局は李外相の不参加の背景を分析し、非核化の実務交渉などへの影響を注視している。 米国と北朝鮮は6月末に板門店での米朝首脳会合で2~3週間以内に実務交渉を再開することで合意したが、北朝鮮は韓米軍事演習を非難し、交渉に応じずにいる。また、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が新たに建造された潜水艦を視察したと23日に報じたのに続き、25日には新型短距離ミサイルとみられる飛翔体2発を発射するなど、挑発を続けている。 李外相の不参加もこうした米国に対する圧力の一環としての措置という分析がある。
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