写真:Yonhap News
写真:Yonhap News
【ソウル聯合ニュース】韓米の複数の消息筋によると、両国の軍当局は韓国で来月初めから約3週間にわたり合同演習を行う。演習は米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に向けて韓国軍の能力を検証するために実施し、名称も当初予定していた「19―2同盟」ではなく「有事作戦統制権検証演習」とすることを検討しているという。 名称変更の検討については、北朝鮮の反発を考慮したとの見方が出ている。北朝鮮の外務省報道官は今月16日、先月板門店で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領が対面したことに触れながら、対面を機に両国の実務交渉の再開が持ち上がっているにもかかわらず、米国は公約を破り、韓国と「19―2同盟」という名称で合同危機管理演習(CPX)を実施しようとしているとし、「もしもそれが現実化すれば、朝米(米朝)実務交渉に影響を与えることになるだろう」とけん制している。 「同盟」演習は、韓米合同で毎年3月に実施していた指揮所演習「キー・リゾルブ」と8月に行っていた指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)に代わる、規模を縮小した新たな合同演習の名称だ。 韓米は今年3月、上半期の「19―1同盟」演習を実施。実際の兵力や装備を動かさず、コンピューター・シミュレーションによるウォーゲーム(指揮所演習)として行った。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0