World-OKTAの会合であいさつする李首相=17日、ビシケク(聯合ニュース)
World-OKTAの会合であいさつする李首相=17日、ビシケク(聯合ニュース)
【ビシケク聯合ニュース】中央アジアのキルギスを訪問している韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は17日(現地時間)、首都ビシケクで在外韓国人経済団体、世界韓人貿易協会(World-OKTA)の催しに出席し、「今、われわれの貿易環境は次第に困難になろうとしている。輸出の主力産業が難局にぶち当たった」と述べ、韓国経済への懸念を示した。

 李氏は世界経済の減速と保護主義の拡大、特に米中貿易摩擦の影響と韓日間の経済問題を挙げながら、「こうしたすべての流れが、輸出に大きく依存する韓国経済に重大なリスクとして作用している」と指摘した。

 また、「われわれの輸出構造にも課題が多い」とし、「全体の輸出額の半分以上が五つの貿易相手国に集中しており、輸出商品も半導体、自動車、船舶などに偏って久しい」と説明。「従来の主力産業を高度化する一方で新産業を興さなければならない」と強調した。あわせて「輸出品目と輸出先を多様化し、素材・部品・装備の国産化を急ぎ、輸入先も広げる必要がある」と述べた。

 李氏は「目標の速やかな達成は難しいが、それでもわれわれが進むべき道であり、実際に進んでいる」と述べた。


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