日本は半導体製造などに必要な3品目の韓国向け輸出規制を強化した(イラスト)=(聯合ニュース)
日本は半導体製造などに必要な3品目の韓国向け輸出規制を強化した(イラスト)=(聯合ニュース)
【上海聯合ニュース】中国の上海証券報(電子版)は16日、山東省にある中国の化学企業、浜化集団が韓国の半導体メーカーから電子製品の製造に使うフッ化水素を受注したと報じた。フッ化水素は半導体の製造過程で不要な部分を除去するエッチングガスとして用いられる。日本政府は4日、韓国に対するフッ化水素の輸出規制を強化する措置を発動している。

 上海証券報によると、浜化集団は韓国企業へのフッ化水素供給に向け、サンプルテストと一部の実験を進め、韓国企業と正式に協力関係を結んだ。この韓国企業名は明かされなかった。

 日本はフッ化水素と共に、スマートフォンの画面などに使うフッ化ポリイミド、半導体基板に塗る感光材のレジストの輸出規制も強化した。

 韓国のフッ化水素(エッチングガス)調達をみると、他の2品目に比べれば日本への依存度は低い。韓国貿易協会などによると、1~5月に輸入したエッチングガスは中国製が46.3%を占め、次いで日本製が43.9%だった。

 一方、先ごろ、ロシアが外交ルートを通じて韓国に対し高純度のフッ化水素の供給を提案したとの報道もあった。


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