北朝鮮が韓米合同の「同盟」演習を非難した=(聯合ニュース)
北朝鮮が韓米合同の「同盟」演習を非難した=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】米国防総省のイーストバーン報道官は16日(米東部時間)、8月の実施が計画されている韓米合同軍事演習を北朝鮮が非難したことに関し、「米国と韓国は今回の秋の合同演習プログラムを実施する準備をしている」と述べた。北朝鮮の主張に対する立場と合同演習の日程を調整する可能性を問う聯合ニュースの質問に答えた。

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 イーストバーン氏は「この日常的な合同演習は、韓米同盟と連合準備態勢を向上させる活動を通じた朝鮮半島防衛に米国が専念していることを示す」と説明した。

 これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は16日午後(日本時間)、8月に予定される韓米合同危機管理演習(CPX)「19―2同盟」を非難し、演習を実施すれば非核化を巡る米朝実務交渉に「影響を与える」と主張する外務省報道官の発言を報じた。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は6月30日に南北軍事境界線がある板門店で、実務交渉の早期再開方針を確認している。

 韓米両軍は8月中に下半期の「19―2同盟」演習を実施する計画で、米国防総省が言及した「秋の合同演習」はこれを指すとみられる。同演習の正確な日程はまだ発表されていない。

 「同盟」演習は、韓米合同で毎年3月に実施していた指揮所演習「キー・リゾルブ」と8月に行っていた指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)に代わる、規模を縮小した新たな合同演習の名称だ。

 韓米は今年3月、上半期の「19―1同盟」演習を実施。実際の兵力や装備を動かさず、コンピューター・シミュレーションによるウォーゲーム(指揮所演習)として行った。


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