李元大統領”最側近”で日本製品不買”反対”の元議員、遺体で発見…剖検せず 「他殺の痕跡なし」=韓国警察
李元大統領”最側近”で日本製品不買”反対”の元議員、遺体で発見…剖検せず 「他殺の痕跡なし」=韓国警察
16日午後、韓国の鄭斗彦(チョン・ドゥオン)元セヌリ党(現 自由韓国党)議員が遺体で発見された中、韓国警察は鄭元議員の死亡に「他殺の痕跡なし」として、剖検は実施しないと発表した。

 ソウル西大門警察署は「他殺と思われる点は見つからなかった」とし、「遺族の意向を尊重し、剖検はおこなわない」と17日、明らかにした。

 警察と消防当局によると、鄭元議員は16日午後4時25分ごろ、ソウル西大門区・弘恩洞(ホンウンドン)付近にある北漢山の裾道で、遺体で発見された。

 警察によると、鄭元議員はこの日午後2時30分ごろ、運転手の車を降りて近くの山に登ると話していたという。その後、午後3時42分ごろ、鄭元議員の夫人が遺書を発見して警察に通報。捜索に乗り出した警察と消防当局が、北漢山の裾道で鄭元議員を発見した。

 警察は、鄭元議員が遺書を残して姿を消した点などから、自殺とみている。また、鄭元議員は昨年のメディアインタビューで「うつ病を患っている」と自ら明かしていた。これらの点から警察側は「他殺の痕跡はない」との最終結論を下した。

 鄭元議員は過去、李明博(イ・ミョンパク)元大統領の最側近を担っていた。また、先ごろ韓国での日本製品不買運動に反対し「日本がなければ国産品は作れない」と発言して注目を浴びていた。


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