韓国から北朝鮮の金剛山へ続く道(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国から北朝鮮の金剛山へ続く道(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際社会による制裁で経済が苦境にある中、観光業の拡大を狙う北朝鮮が南東部の景勝地・金剛山の観光商品を紹介し、関心を集めている。 北朝鮮の対外宣伝メディア「朝鮮の今日」は15日、金剛山観光が7月下旬に始まり11月末まで行われると伝えた。 観光日数は3泊4日で、主な観光地として岩山の萬物相、湖の三日浦、海岸部の海金剛などを挙げた。また、「観光客の要望に応じて三日浦や海辺での魚釣り、心臓病や高血圧、関節リウマチをはじめとするさまざまな病気の治療に効果がある温泉での沐浴も可能」と紹介した。参加対象を具体的に明記していないが、制裁下で外国人向け観光業による外貨稼ぎを狙っているものとみられる。 北朝鮮は昨年4月にも、金剛山国際旅行社を通じてこうした観光商品を宣伝し、参加者を募った。 韓国は2008年、韓国人観光客が北朝鮮兵により射殺された事件を受けて金剛山観光を中止し、北朝鮮は11年5月に法律で金剛山観光特区を設置して独自開発に乗り出した。金剛山国際旅行社はこの際に設立された旅行会社で、外国人を対象に金剛山観光事業を実施している。今回、主な観光地として紹介された萬物相や三日浦は金剛山観光事業者の現代峨山が募集した韓国の観光客が訪れていた場所だ。
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