開会式のリハーサルの様子=11日、光州(聯合ニュース)
開会式のリハーサルの様子=11日、光州(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】水泳の世界選手権が12日、韓国南西部の光州などで開幕する。「平和の波の中へ」(DIVE INTO PEACE)をスローガンに開かれる今大会の開会式は、この日午後8時20分から光州女子大ユニバーシアード体育館で開かれ、5・18民主広場からも2元中継される。世界各国から持ち寄られた水が5・18民主広場の噴水で一つになる「合水式」が開会式のハイライトになる予定だ。この他にも華やかなパフォーマンスが繰り広げられる。

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 開会式と閉会式の総監督を務める尹政燮(ユン・ジョンソプ)韓国総合芸術学校名誉教授は、「開会式の3大キーワードは水泳大会を象徴する水、民主・人権・平和の精神、光州の文化・芸術だ」とし、「世界から集まった水が光州の光と出会い、環境汚染など地球が直面しているさまざまな問題を解決するというメッセージを込めた」と説明した。

 

 13日午前には、麗水エキスポ海洋公園で韓国ではまだなじみの薄い「海のマラソン」オープンウオータースイミングの男子5キロが行われ、今大会初の金メダリストが誕生する。

 一番人気の競泳は21日から開催され、光州を訪れる水泳ファンの前に世界的スターたちが登場する。

 世界最強と呼ばれる競泳の米国代表は、ケイレブ・ドレセル、ケイティ・レデッキー、リリー・キングなど、五輪金メダリストだけでも18人が出場する。

 ドレセルは前回2017年のハンガリー・ブダペスト大会で7冠に輝き、米国の「水の怪物」マイケル・フェルプス(引退)に並ぶ記録を打ち立てて男子の最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 レデッキーは13年と15年に2大会連続で女子のMVPに選ばれた「女帝」だ。13年のスペイン・バルセロナ大会から3大会連続で女子400メートル、800メートル、1500メートル自由形で金メダルを独占し、「3種目3連覇」の偉業を成し遂げた。

 13年と15年の大会で男子MVPに選ばれた中国の孫楊は、男子400メートル自由形で初の4連覇に挑戦する。

 韓国勢は18年ジャカルタ・アジア大会の女子200メートル個人メドレーの金メダリスト、キム・ソヨンが200メートル、400メートル個人メドレーで韓国の女子選手初となる世界水泳でのメダル獲得に挑む。

 韓国で初めて結成された女子水球代表チームは、大敗を覚悟しつつも「1得点」を目標に意欲を燃やす。


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