中小企業の関係者を前にあいさつする金尚祖氏(手前)=10日、ソウル(聯合ニュース)
中小企業の関係者を前にあいさつする金尚祖氏(手前)=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金尚祖(キム・サンジョ)政策室長(閣僚級)は10日、ソウルで中小企業の関係者約30人と懇談し、日本による半導体材料などの対韓輸出規制強化への対応を含む懸案を協議した。 金氏は冒頭、「近ごろ日本の輸出規制などにより、国際貿易環境が非常に不確実で混乱している。こうした状況で、政府と民間企業が協力すべき部分についてはより柔軟性を持ち、想像力の幅を広げていくべきだ」と述べた。 これに先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日午前、主要30企業グループのトップらと輸出規制への対策を協議しており、金氏はこの場で出た企業の要求事項にも言及した。 金氏は、素材や部品、製造装置分野での対外依存度が高いために企業が苦労しているとし、国産化に努める必要があると説明。その上で、「政府と大企業、中小企業の協力により韓国の素材・部品産業の競争力を高める長期的な取り組みを一貫して続けていく」と強調した。
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