李在鎔氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李在鎔氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】訪日している韓国・サムスングループの事実上の経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、ソウルの青瓦台(韓国大統領府)で10日に予定されている文在寅(ムン・ジェイン)大統領と主要30企業グループトップの懇談会を欠席する見通しだ。 李氏は日本政府による半導体・ディスプレー材料の対韓輸出規制強化を受け、解決策を探るため7日夜に東京入りした。輸出規制への対策などが話し合われる青瓦台での懇談会に出席するため、前日の9日に韓国へ戻ると予想されていたが、複数の財界関係者は「李副会長はきょう(9日)帰国しないと聞いている。今週後半に戻るか、場合によっては日本滞在がさらに延びる可能性もある」と伝えた。 李氏は今回の事態の深刻さを踏まえ、日本でまだやることがあると判断し、懇談会の欠席について青瓦台の了承を得たとされる。 日本で李氏は財界関係者らと会い、最近の状況について幅広く意見を交わすとともに、さまざまなルートを通じて「間接支援」が可能かどうかなどを打診したという。輸出規制対象品目を生産する材料メーカーの海外工場を通じた「迂回(うかい)輸入」の実現可能性などについても、現地関係者らと意見を交わしたとの見方がある。 一方、取引のある日本の金融企業関係者との商談のため訪日している韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長も、青瓦台での懇談会を欠席するようだ。 ロッテの関係者は「辛会長は日本金融業界のビジネスパートナーとの前々からの約束があるため、出張スケジュールの変更は厳しい」と述べ、9日に帰国しないことを伝えた。 こうしたことから、青瓦台での懇談会には現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)総括首席副会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長、ハンファグループの金昇淵(キム・スンヨン)会長、GSグループの許昌秀(ホ・チャンス)会長らが出席する見通しだ。
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