文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左端)は米朝首脳会談を敵対関係の終息と平和時代の始まりと評価した(コラージュ)=(聯合ニュース)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左端)は米朝首脳会談を敵対関係の終息と平和時代の始まりと評価した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は4日、南北首脳会談の推進について、まずは米朝対話の推移に集中しながら慎重に対処するとの立場を示した。

 

 この当局者は、記者団に対し「政府は南北関係改善と朝米(米朝)関係進展が好循環となるよう努力する」とし、「当面は(南北軍事境界線のある)板門店での南・北・米3者会談の成果を土台に朝米対話に集中する必要がある」と説明した。その上で「(南北首脳会談は)このような方向で慎重に対処していく」と述べた。

 板門店での会談で米朝首脳が実務交渉の再開に合意したことから、今後の進展状況を見守りながら南北関係改善のための方策を模索するという意味とみられる。

 金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官も3日に国会外交統一委員会の全体会議に出席し、南北首脳会談の準備状況について「朝米実務会談の推移とともに北の態度も総合的に考慮し、南北会談の形式や議題を慎重に判断すべきだ」と述べた。金長官は「非核化に対する相応の措置を構想する際、制裁緩和に南北経済協力が含まれるよう努力すべきという主張に共感する」とし、「今後法的な概念でも敵対関係が終息するよう、交渉において努力する」と言及した。


Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0