選手村の全景=2日、光州(聯合ニュース)
選手村の全景=2日、光州(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部、光州で開催される世界水泳選手権の大会組織委員会は、開幕を10日後に控えた2日、選手村をメディアに初公開した。  25棟、1660室に約6000人を収容できる選手村は、今月5~31日の選手権大会と来月1~21日のマスターズ大会の期間中に運営される。 組織委員会は低コスト、高効率を目標に、老朽化したマンションを建て替えて選手村を造成。2017年2月に着工し、今年3月に完工した。 光州空港まで自動車で10分、高速鉄道(KTX)の光州松汀駅まで12分、大会のメイン競技場までは15分の場所にあり、アクセスに優れている。  選手村は3区域に分かれており、国際区域には選手登録センター、総合案内センター、プレスセンターなどが設けられている。選手区域には宿舎や銀行、郵便局、免税店、公園、休息施設があり、選手が実力を発揮できるよう疲労回復施設や医療センターも備える。メディア区域には専用食堂、カフェ、コンビニエンスストアがある。  選手村公開イベントでは、仮想現実(VR)機器でゾンビと戦う体験スペース、タッチスクリーンを搭載した選手村の案内ロボットなど、先端技術を活用した設備が注目を集めた。また、噴水やミストシャワーを設置するなど、猛暑に備えた配慮も目立った。  このほか各国の選手団や関係者、記者らが利用する食堂も披露された。おにぎりやトッカルビ(韓国風ハンバーグ)など光州を象徴するグルメ、イスラム教の戒律に沿って調理されたハラルフードなど、約100種類のメニューが1日3食提供される予定だ。 崔鍾三(チェ・ジョンサム)選手村村長は「世界各国から来た若者たちが交流し、和合と友情を交わす平和の空間になる」とし、「わが家のようにリラックスし、くつろげる空間にしたい」と述べた。
Copyright 2019(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0