バラカ原発の全景(左から1号機、2号機、3号機、4号機)=(聯合ニュース)
バラカ原発の全景(左から1号機、2号機、3号機、4号機)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国産業通商資源部と原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)は24日、韓水原と韓国電力(韓電)KPSによるコンソーシアム(チームコリア)、斗山重工業が23日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで同地のバラカ原子力発電所の運営法人「ナワー・エネルギー」と整備事業契約を締結したと発表した。 韓国が海外に建設した初の原子力発電所であるバラカ原発の整備事業契約は、韓水原が独自技術で建設した韓国型原発、APR1400(4基)について維持補修と工場整備を行う内容だ。 今回の契約により、韓水原・韓電KPS、斗山重工業はバラカ原発4基の整備サービスを主導的に担う。 整備サービスの契約期間は5年で、両社間の合意により延長が可能だ。 韓水原は今回の整備契約締結により、韓国とUAE間の原発事業の協力が建設だけでなく設計・運営・核燃料・整備など全般にわたって完成したと説明した。  これに先立ち、韓電は2009年12月にバラカ原発の建設契約を締結。16年10月に運営支援契約、昨年3月に長期設計支援契約と核燃料供給に関する業務協約(MOU)を結んだ。 韓水原の鄭載勲(チョン・ジェフン)社長は「世界で唯一APR1400の運営経験を持つチームコリアが整備事業で重要な役割を果たし、バラカ原発の安全かつ信頼できる運営に寄与することになった」とし、「今後チームコリアの事業参加がさらに拡大されることを願う」と述べた。 ただ、当初の目標だった一括・単独受注に失敗したことで、今回の契約内容が期待に及ばなかったとの指摘も出ている。 整備事業の一部は、チームコリアの競合企業である米国のアライドパワーや英国の斗山バブコックが受注すると予想される。 契約期間も事業全体の予想期間である10~15年の半分以下の5年に決まり、追って延長可否を議論することになった。 これにより、受注額も単独受注時の2兆ウォン(約1850億円)~3兆ウォン(推算額)から数千億ウォン台に大幅に減少したとみられる。 韓水原の関係者は「今回の契約を一括・単独受注とみるのは難しい」としながらも、「韓国企業が整備事業で中核的な役割を担うことになる」と説明した。
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