引き揚げられた遊覧船=11日、ブダペスト(聯合ニュース)
引き揚げられた遊覧船=11日、ブダペスト(聯合ニュース)
◇ドナウ川で沈没の遊覧船引き揚げ 新たに韓国人ら4人の遺体発見 ハンガリーの首都ブダペストのドナウ川で韓国人観光客が乗った遊覧船が沈没した事故で、11日午前(現地時間)、沈没した遊覧船の引き揚げ作業が行われ、ハンガリー人の船長とみられる遺体のほか、韓国人の行方不明者と推定される3人の遺体が見つかった。韓国人観光客とガイドの33人とハンガリー人乗務員2人の計35人が乗船した遊覧船は先月29日夜、クルーズ船に追突され、沈没した。事故直後に7人が救助されたものの、24人の死亡が確認され、依然4人が行方不明となっている。◇李姫鎬さん 遺言で「国民と平和・統一のため祈りたい」 故金大中(キム・デジュン)元大統領の妻で、10日に老衰のため死去した李姫鎬(イ・ヒホ)さんの遺言が11日、公開された。金大中平和センターの発表によると、李さんは「国民が互いに愛し合い、和合して幸せに暮らすことを願う」「天国で国民のため、民族の平和・統一のために祈りたい」などと遺言を残した。◇李首相「被害者の葬儀など十分に支援」 ドナウ川遊覧船事故 李洛淵(イ・ナクヨン)首相は11日の閣議で、ハンガリーの首都ブダペストのドナウ川で韓国人観光客が乗った遊覧船が沈没した事故から2週間になることに触れながら、関係官庁は死亡者の葬儀や被害者のメンタルケアを十分に支援すべきだとの考えを示した。事故当時、遊覧船には韓国人観光客とガイドの33人とハンガリー人乗務員2人の計35人が乗っていた。クルーズ船に追突されて沈没し、事故直後に7人が救助された。これまでに身元が確認された韓国人の死者は19人、行方不明者は7人となっている。ハンガリー人の船長も行方不明だ。◇検察がサムスントップ側近を聴取 粉飾会計疑惑巡り サムスングループの医薬品受託製造会社、サムスンバイオロジクスの粉飾会計疑惑を捜査するソウル中央地検は11日午前、グループの事実上の経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の最側近とされる鄭賢豪(チョン・ヒョンホ)サムスン電子社長を出頭させた。サムスンバイオロジクスと子会社のサムスンバイオエピスの組織的な証拠隠滅に、鄭氏がどこまで関与したのかを追及している。検察は、粉飾会計疑惑に対する捜査が現実味を帯びた昨年、サムスンが首脳部レベルで証拠隠滅を計画し、子会社に指示を出したと疑っている。
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