李姫鎬氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李姫鎬氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は10日午後、危篤状態に陥っている故金大中(キム・デジュン)元大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)氏(96)が入院しているソウル・新村のセブランス病院を見舞いに訪れた。国会関係者が聯合ニュースの取材に対し明らかにした。 これに先立ち、李洛淵(イ・ナクヨン)首相も同日午前に李姫鎬氏の病床を見舞った。李首相は見舞いを終えた後、自身のSNS(交流サイト)に「快癒を祈る」と投稿し、李姫鎬氏について「偉大な女性指導者、金大中大統領の伴侶であり同志だ」と表現した。 前日には与党「共に民主党」の薛勲(ソル・フン)国会議員、韓和甲(ハン・ファガプ)元議員など金大中系の現職・元議員が病院を訪れた。 危篤状態とされる李姫鎬氏の容体は多少安定したものの、依然として悪化と好転を繰り返していると伝えられた。 金大中平和センターの関係者は「李姫鎬氏は6日から現在まで意識のない状態だ」としながら「8日に血圧が低下するなど容体が急激に悪化したが、昨日は多少持ち直し、きょう午前から再び血圧や呼吸、脈拍が低下している状況だ」と述べ、高齢のため状況を注視していると説明した。 1922年生まれの李姫鎬氏はかねてから患っていた肝臓がんなどが悪化し、3月から病院に入院している。 今月8日夜には医師の指示で次男の金弘業(キム・ホンオプ)氏、三男の金弘傑(キム・ホンゴル)氏ら家族が病院に集まったが、容体が持ち直したため9日午後10時ごろ帰宅した。 一方、金大中平和センターは同センター理事長を務める李姫鎬氏の病状の悪化に伴い、13日にソウル・汝矣島で開催予定だった「6・15南北首脳会談19周年記念式」の中止を決めた。同時に開催予定の学術会議は予定通り開くという。
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