青瓦台(資料写真)=(聯合ニュースTV)
青瓦台(資料写真)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は7日、記者団に対し「韓日関係が最悪だ」とする主張には同意しないとしながら「今この瞬間にも韓日関係の改善策について政府レベルで苦心し、努力している」と述べた。  この高官は韓日関係が最悪なので今月末に大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の際に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が安倍晋三首相と首脳会談をできないのではないかとの指摘に対し「『最悪』という表現に同意しない」と表明。その上で「どのような根拠で韓日関係が最悪だとみているのか」と反問し、「われわれが日本の要求を全て受け入れないことで韓日関係が悪化したりわれわれが関係を放置したりしているという論理、われわれが原則を放棄しなければならないという主張は受け入れられない」と強調した。 また、両国は国交正常化以来、過去の歴史問題により全ての政権において関係が順調でなかったとして「歴史的特殊性に加え、朝鮮半島が大陸の勢力と海洋勢力の交差点に位置する地政学的特殊性に起因するものと考える」との見解を示した。  この高官は、2012年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島を訪問し、過去の歴史に対する謝罪を日本の天皇に求めたことを機に日本国内で反発の世論が高まったことに言及しながら、「韓日関係は常に困難で、複雑に絡みあっており解決策を講じることは決して容易ではない」と述べた。 一方で、「これまで誰も一挙に解決できる解決策を提示したことはなく、表面には(解決策が)見えないかもしれないが、政府レベルでは関係改善のために苦心し、努力している」と改めて力説した。
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