朝鮮新報によると、平壌で先月20~24日に開かれた「第22回平壌春季国際商品展覧会」に中国、ロシア、パキスタン、タイ、イタリア、フィンランド、マレーシア、キューバ、モンゴル、シリア、インドネシア、ニュージーランドなど19カ国・地域から270社が参加した。
外国企業の数は昨年の約2.5倍に上り、北朝鮮の国内企業も合わせると約450社が参加したという。
政府傘下の朝鮮国際展覧社の関係者は、朝鮮新報とのインタビューで「わが国の国際的地位が非常に高くなる中、われわれと経済関係を積極化しようという各国の意思、支配と隷属の古い国際秩序を壊し、自主的に生きようとする国々の共同志向と要求の発揚だ」と述べた。
朝鮮新報によると、外国企業のうち今年も中国企業が大部分を占めたが、パキスタン、タイ、フィンランドなどの企業が北朝鮮との経済協力に積極的な姿勢と意欲を見せたという。
特に北朝鮮と親密な関係にあるパキスタンからは異例の9社が参加し、同国の伝統木工芸品を出品した企業の関係者は「貿易取引で相互信頼関係を構築する目的で参加した」とし、「朝鮮との経済協力の明るい見通しを信じる」と述べた。
展覧会に初参加したロシア・モスクワの企業の社長は「5年前から朝鮮と貿易取引を行っているが、新たな販路を開拓し、朝鮮との経済協力を拡大するために展覧会に来た」と強調した。
北朝鮮企業も輸出を目的に多くの新製品を展示したが、特にボート、小型遊覧艇、ヨットなど新しい形態の軽量で丈夫な繊維強化プラスチック製の遊覧用船舶が注目を浴びた。国際商品展覧会に北朝鮮製の船舶が出品されたのは今回が初めて。
このほか、3DプリンターやUV(紫外線)プリンターを初導入して作られた、飲食店・商店用の看板や名札も展示された。
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