IATA年次総会の最終日に行われた会見の様子=3日、ソウル(聯合ニュース)
IATA年次総会の最終日に行われた会見の様子=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルで1日に始まった国際航空運送協会(IATA)の年次総会が3日、閉幕した。

 ソウルの総合展示場・COEXで開催された第75回IATA年次総会はこの日、総合メディア会見を最後にすべての日程を終えた。IATA総会がソウルで開かれたのは今回が初めて。

 会見にはIATAのアレクサンドル・ド・ジュニアック事務局長や今回の総会の議長を務めた趙源泰(チョ・ウォンテ)大韓航空社長などが参加した。

 ジュニアック氏は環境に関する決議案や顔認証などを用いた搭乗手続きシステム「OneID」の計画に関する決議案など、前日の総会で採択された五つの決議案を成果として紹介した。

 IATAは今回の総会で乗客の生体情報を使った手続きの簡素化や手荷物追跡システム導入を促す内容の決議案を採択した。また、環境保護、障害者の移動する権利の拡大に関する決議案などを採択した。

 今回の総会には約120カ国・地域の290社余りの航空会社などから、約1000人の航空産業関係者と300人の報道関係者が参加した。

 IATAは執行委員会の委員13人を新たに選出。新任の委員には趙源泰氏も含まれた。

 次回の総会は来年6月12~23日にオランダ・アムステルダムで開かれる。


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