仁川空港到着後、報道陣の質問に答える康長官=2日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港到着後、報道陣の質問に答える康長官=2日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル、仁川聯合ニュース】韓国外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は2日、ハンガリーの首都ブダペストのドナウ川で韓国人観光客が乗船した遊覧船が沈没した事故について、ハンガリー当局が遊覧船の船体周辺に構造物を設置する方向で検討を行っていると明らかにした。 捜索作業や犠牲者の遺体搬送などの指揮を執るためブダペストを訪問していた康氏は同日午後に帰国した。仁川空港到着後、報道陣に対し「船体周辺に流失防止のための網を設置するよう最初から申し出たが、ダイバーが潜水できる状況ではないという。(ハンガリー当局が)船体周辺への構造物設置も考えているようだ」と述べた。 事故現場の状況については「流れが速く、ダイバーが水中で活動できる安定的な環境が全く保障されていない。船やヘリコプターで捜索作業を続けながらその範囲を拡大している」と説明した。 康氏は、犠牲者や行方不明者の家族にとっては正確な事実を知ることが重要だと指摘。ハンガリー当局に対し正確な情報提供を要請したという。 事故は先月29日夜(日本時間同30日未明)に起きた。韓国人団体観光客33人とハンガリー人乗務員2人が乗船した遊覧船がクルーズ船に追突され沈没し、7人が救助されたが、7人が死亡した。行方不明の19人に対する捜索、救助作業が行われている。
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