ブダペストの事故現場に到着した康京和長官=31日、ソウル(聯合ニュースTV)
ブダペストの事故現場に到着した康京和長官=31日、ソウル(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が31日、ハンガリーの首都ブダペストに到着した。同地を流れるドナウ川で29日夜(日本時間30日未明)に韓国人観光客を乗せた遊覧船が沈没する事故が発生しており、沈没船の捜索作業や犠牲者の遺体搬送などの指揮を執る。康氏は行方不明者の捜索について、「ハンガリー側に捜索作業が迅速かつ効果的に行われるよう協力を要請した」とし、船体の早期引き揚げ、遺体流失防止のための努力、下流地域の隣接国との協力に基づく捜索範囲の拡大などをハンガリー政府に要請したと述べた。ブダペストで開かれた同国のシーヤールトー外務貿易相との共同記者会見で伝えた。 康氏はシーヤールトー氏が「ハンガリーと韓国はもちろんオーストリア、セルビアなど国際社会が協力する救助作業」と話したことや、生存者の捜索を最後まで諦めないことを確認し合ったことも伝えた。 康氏はハンガリー側が事故の映像を確保していることに言及。ハンガリー側が警察による厳格な捜査や、被害者家族の入国、韓国救助隊の活動などで協力するとともに、便宜を図るとの約束を取り付けたと述べた。 今回の事故で沈没した遊覧船に乗っていたのは35人で、韓国人は観光客30人とガイド3人の計33人。韓国人のうち7人の死亡が確認され、19人が行方不明となっている。
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