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農林畜産食品部はこの日、ASFが北朝鮮と中国の国境を流れる鴨緑江付近の農場で発生し、南方地域に拡散した可能性が高いとみて、追加防疫を行うと発表した。
同部は南北の境界地域に近い韓国側の10市・郡を特別管理地域に指定し、防疫に乗り出した。
対象地域は仁川市の▼江華郡▼甕津郡、京畿道の▼金浦市▼坡州市▼漣川郡、江原道の▼鉄原郡▼華川郡▼楊口郡▼麟蹄郡▼高城郡。
政府はこれらの市・郡の主要道路に監視所と消毒施設を設置し、畜産関連車両などの防疫を行う。
また、これらの地域の養豚場全てを対象に血清検査を行い、ASFの感染有無を6月7日までに確認することを決めた。
農林畜産食品部は地方自治体などと共同で6月3日まで一斉点検を行い、養豚場の防疫状態を確認するほか、南北境界地域の全ての養豚場と屠畜(とちく)場で緊急消毒を行うことを決めた。
ソウル北方の都羅山や高城の南北出入事務所の関係者、車両についても消毒を強化する予定だ。
農林畜産食品部は今後北朝鮮内でASFの感染が広がった場合、南北境界地域にある養豚場の出荷屠畜場の指定、豚の移動制限なども検討する計画だ。
李在ウク(イ・ジェウク)農林畜産食品部次官は「最悪の状況を想定し、境界地域での予防に万全を期する」とし、関係官庁と会議を行ってASFの発生に関する協力策の強化を模索すると説明した。
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