韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在米韓国大使館の幹部級外交官が機密に当たる韓米首脳間の電話会談の内容を最大野党「自由韓国党」の姜孝祥(カン・ヒョサン)国会議員に漏らした問題で、韓国外交部は29日、外交官と姜氏を大検察庁(最高検)に告発したと明らかにした。

 外交部は27日に保安審査委員会を開き、政府合同監察班の調査結果に基づき、外交官と姜氏を告発する方針を決めていた。

 保安審査委は外交官のほか、韓米首脳間の電話内容の管理を怠ったとして別の大使館職員2人に対し、重い懲戒処分を要求することにした。重い懲戒処分には罷免、解任、停職などがある。外交官の処分は30日の懲戒委員会で決まる。

 姜氏は9日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が7日の電話会談でトランプ米大統領に訪日(5月25~28日)後の訪韓を要請したと明らかにした。外交官が駐米大使らごく一部に閲覧が限られている韓米首脳間の対話内容が記された文書を見て、その内容の一部を自身の高校の先輩である姜氏に伝えたとされる。


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