韓米連合軍司令部や韓国軍合同参謀本部によると、有事作戦統制権移管のための初期作戦運用能力(IOC)の検証・評価を、8月の韓米合同指揮所演習と並行し、韓国軍大将の主管で実施する案が有力とされる。
IOCの検証・評価演習は、韓国軍が有事作戦統制権を行使する能力を持っているかどうかを検証する最初の関門となる。この関門を突破してこそ、韓米軍当局が計画している有事作戦統制権の移管スケジュールが順調に進むと軍関係者は説明する。仮に最初の評価で韓国軍の能力を補完する必要があると判断されれば、2022年ごろと予想される移管時期は先延ばしになる可能性もある。
有事作戦統制権が韓国軍に移管されれば、韓国軍大将が連合軍司令官を、米軍大将である在韓米軍司令官(現在の韓米連合軍司令官)が副司令官を務める「未来連合軍司令部」体制に変わることになる。
韓国軍合同参謀本部と在韓米軍司令部は、今回実施するIOC検証・評価の結果を10月に予定する韓米軍事委員会(MCM)に報告する計画だ。
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