祝辞を述べる徐薫氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
祝辞を述べる徐薫氏=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関・国家情報院(国情院)のシンクタンク、国家安保戦略研究院が27日、「情報、北朝鮮そして平和」をテーマにソウルで「グローバル・インテリジェンス・サミット」を開催した。国情院の徐薫(ソ・フン)院長は開会式の祝辞で、2月末にベトナム・ハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わって以降、「朝鮮半島の対話情勢」が多少停滞しているとの認識を示し、「韓国をはじめとする各国の情報機関は現状を冷徹に見つめ、『微細な変化の兆候』を読み取ろうと努力している」と述べた。

 また、「北の核問題の解決とあわせ、最後の冷戦の痕跡をなくして平和に向かうための重大なプロセスが進められている朝鮮半島で、情報のベテランたちが再び知恵を分かち合うことになった」と、同サミット開催の意義を強調した。

 グローバル・インテリジェンス・サミットは29日まで行われ、各国の情報機関出身の専門家らが北朝鮮問題や朝鮮半島平和プロセス、世界的な安全保障問題を討論する。昨年末まで米中央情報局(CIA)コリアミッションセンター長を務め北朝鮮非核化交渉のキーマンとされたアンドリュー・キム氏、米国家情報会議議長を務めたグレゴリー・トレバートン氏、日本の元内閣情報官の三谷秀史氏らが出席している。


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