韓米合同演習が廃止となり、韓国単独の官・民・軍有事対応訓練が始まる=(聯合ニュース)
韓米合同演習が廃止となり、韓国単独の官・民・軍有事対応訓練が始まる=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は27日の定例会見で、同日から30日までの4日間全国で実施される、災害や戦時など国家の危機状況への対応を点検する「乙支太極演習」について、「防衛的性格の訓練」と明らかにした。

 

 崔氏は北朝鮮メディアが演習を中止せよと主張していることについて「韓国軍は昨年9月の南北軍事合意を忠実に履行しており、われわれが実施する演習は防御的性格の訓練である」とし、「規定通り、調整された規模通りに実施している」と述べた。

 北朝鮮がこのような内容を知りながら主張を続けている意図については「われわれは軍事合意を忠実に履行している」と繰り返すにとどめた。

 乙支太極演習は、韓米両軍の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)の廃止に伴い、韓国政府の「乙支演習」と韓国軍単独の指揮所演習「太極演習」を統合して今年初めて実施され、官・民・軍の約4000の機関から48万人以上が参加する。

 一方、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管について、崔氏は「条件が満たされない状態で時期を前倒しするのではなく、韓米が合意した移管計画の枠組みを維持しながら移管条件を満たすための能力を早期に確保しながら、体系的かつ安定的に推進している」と述べた。


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