太平洋上で行われた日米共同訓練(資料写真、米第7艦隊のフェイスブックより)=(聯合ニュース)
太平洋上で行われた日米共同訓練(資料写真、米第7艦隊のフェイスブックより)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓日が昨年12月の韓国艦艇と日本の海上自衛隊哨戒機を巡る一連の対立後初めて、米軍が主管する合同演習に共に参加することが、23日分かった。

 今回の合同演習に韓日が参加するのは米国の仲立ちによるものとされ、韓日間の関係修復と本格的な国防交流協力に向けたきっかけになりそうだ。

 複数の韓国政府消息筋はこの日、「韓国、米国、日本、オーストラリアの4カ国が参加する合同演習『パシフィック・バンガード』が5日間ほどの日程できょうから始まった」と明らかにした。

 太平洋のグアム近海で行われる今回の4カ国合同演習に、韓国海軍は駆逐艦1隻、日本は駆逐艦と海上哨戒機を派遣したと伝えられた。

 ある消息筋は「今回の合同演習は米軍主管で実施される」とし、「米国が韓国と日本の参加を要請したと承知している」と述べた。

 別の消息筋は「(日本の)哨戒機による威嚇飛行と(韓国による)火器管制レーダーの照射問題で対立している韓国と日本を仲裁するため、米国側から両国に参加を要請した」と伝えた。

 韓国海軍は海上自衛隊の艦艇と通信交換、捜索救助訓練などに参加すると伝えられた。これは韓国艦艇と海上自衛隊哨戒機を巡る対立以降、初めての両国軍の交流とされる。

 これに先立ち、韓日国防当局は両国の対立を解決するため先月10、11日に非公開で協議を行った。


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