リビアで拉致された韓国人男性、315日ぶりに解放=韓国
リビアで拉致された韓国人男性、315日ぶりに解放=韓国
昨年7月、リビアで拉致されていた韓国人1人が10か月ぶりに無事救出された。

 韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は17日午前、会見を開き「昨年7月6日、リビア南西部で武装集団10人に拉致された韓国人チュ某氏が拉致されてから315日ぶり=韓国時間で昨日午後、無事に解放された」と明らかにした。

 62歳の男性チュ氏は現地の水路管理会社に勤務していたところ、同じ会社に勤務していたフィリピン人3人と共に現地の武装集団に拉致された。

 政府はすぐに外交部(外務省に相当)と国家情報院を中心に「汎政府合同TF」を構成、リビア政府と米国や英国、フランス、イタリアなど主要友好国の政府と協力し、人質抑留地域の正確な位置や身の安全を確認し、解放に向け努力を続けた。

 昨年8月には白宙鉉(ペク・ジュヒョン)元カザフスタン大使を外交部長官特使としてリビアに派遣。リビア政府と速やかな釈放に向けた協議を進めるなど、可能な外交ルートを使って救出を試みてきた。

 一方、チュ氏の身柄は韓国政府に引き渡され、保護のもとUAEアブダビに滞在中で、18日に帰国する予定だとチョン室長は説明した。また、現地病院の1次検査で「健康には異常がないことがわかった」と明かした。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0