北朝鮮が公開した短距離ミサイルと推定される飛翔体の発射場面=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
北朝鮮が公開した短距離ミサイルと推定される飛翔体の発射場面=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が短距離ミサイルと推定される飛翔体2発を発射してから3日が過ぎたが、韓国と米国の軍当局は飛翔体の種類や特性の分析を慎重に進めている。 韓国軍関係者は12日、「韓米は共同分析を進めている」として、「分析結果がいつ出るか、明確に言える段階ではない」と述べた。 北朝鮮は4日、「北朝鮮版イスカンデル」とみられる新型戦術誘導兵器を発射したのに続き、9日には同兵器と外観が似ている短距離の飛翔体2発を東海に向けて発射した。 軍事専門家らは9日に発射された飛翔体について、最大射程が500キロで、飛行中も弾頭の機動が可能のため、迎撃が困難な北朝鮮版イスカンデルと推定している。 同関係者は4日と9日の飛翔体が同じ機種かどうかについて、「外観が似ているからといって同じ機種だと断定はできない」と慎重な姿勢を示した。 米国防総省が弾道ミサイルと分析したことに関しては「公式評価ではないと理解している」として、「短距離ミサイルと推定される飛翔体」との立場を維持した。 弾道ミサイルと断定される場合、国連安全保障理事会の制裁違反にあたる。 韓国軍は北朝鮮が朝鮮半島の緊張緩和を受けて中断していたミサイル発射を事実上1年5カ月ぶりに再開させたことを受け、追加発射の可能性を警戒している。 同関係者は北朝鮮で特異な動向は確認されていないとして、関連動向を注視しながら監視活動を行っていると明らかにした。
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