北朝鮮が4日に発射した戦術誘導兵器(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮が4日に発射した戦術誘導兵器(資料写真)=(聯合ニュース)
◇北朝鮮が再び飛翔体発射 ミサイルの可能性も 韓国軍の合同参謀本部は北朝鮮が9日午後4時半ごろ、北西部の平安北道・新五里から未詳の飛翔体を東の方向へ発射したと明らかにした。新五里には「スカッド」や「ノドン」のミサイル基地がある。飛翔体は西から東の方向に発射されて内陸部を横断したとみられ、ミサイルの可能性がある。◇「北飛翔体はミサイル」 米高官発言に韓国「正式な分析結果ではない」 国防部のノ・ジェチョン副報道官は9日の定例会見で、北朝鮮が4日に発射した短距離飛翔体についてシャナハン米国防長官代行が「ロケットとミサイル」と述べたことに対し、正式な分析結果に言及した発言ではないとの立場を示した。ノ氏は、シャナハン氏は北朝鮮が飛翔体を発射した直後に軍から受けた報告内容に言及したようだとし、「韓米の情報当局は現在も(北朝鮮が発射した新型戦術誘導兵器などに)関連した事項を共同で精密分析中だ」と述べた。また、短距離飛翔体の正確な種類や仕様に関する韓米の分析には時間がかかるとの見方を示した。◇性接待疑惑の元法務部次官 容疑を否認  2013年に建設業者から性的な接待を受けたとされる金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官が容疑を全面否認した。過去の事件の真相究明を行う「法務部検察過去事委員会捜査勧告関連捜査団」からの呼び出しに応じ、9日午前10時にソウル東部地検に出頭した金氏は、取り調べを拒否してはいないが、非協力的な態度を見せているという。◇米特別代表が韓国高官と会談 あす作業部会開催 来韓中の米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は9日、北朝鮮核問題を巡る交渉で韓国首席代表を務める外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と朝食を交えて会談し、韓国の対北朝鮮食糧支援計画や、北朝鮮の飛翔体発射など朝鮮半島情勢について意見交換を行った。前日韓国入りしたビーガン氏は李氏との会談後、韓国の専門家と会い、北朝鮮の政治・経済状況について意見を交わしたという。ビーガン氏と李氏は10日午前、外交部庁舎で北朝鮮制裁問題などを調整する韓米の作業部会(ワーキンググループ)を開催し、食糧支援計画などを本格的に協議する予定だ。◇韓国中銀「成長率・物価見極めながら政策金利決定」 韓国銀行(中央銀行)は9日、韓国の経済成長率と物価上昇率が予想水準通りかどうかを見極めながら政策金利を決定すると明らかにした。こうした方針を盛り込んだ通貨信用政策報告書を同日の金融通貨委員会で議決し、国会に提出した。韓国銀行は成長の勢いの回復が続き中期的な視野で物価上昇率が目標水準で安定するよう、緩和的な政策を維持しながら通貨政策を運用すると強調した。
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