“金正男氏殺害”ベトナム人女性「全てを謝りたい」＝日本メディア

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）の異母兄にあたる金正男（キム・ジョンナム）氏殺害事件の容疑者だったベトナム人のドアン・ティ・フォン氏が事件発生後、初めてメディアのインタビューに応じた。

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　日本のあるメディアは9日「事件の実行犯の1人、フォン氏が事件について謝罪の言葉を口にした」とし、同メディア独自のインタビュー映像を公開した。

　ベトナム国籍のフォン氏は北朝鮮工作員の指示により、2017年2月、マレーシア・クアラルンプール国際空港で、金正男氏の顔に猛毒の神経剤「VX」を塗り、殺害した容疑で拘束起訴されたが、先月、傷害罪へと罪名が変わり、今月3日に釈放された。

　フォン氏はこの日放送されたインタビューで「マレーシアにはなぜ行ったのか」との質問に英語で「ビデオを撮影しに行った」とし「Funny Video（一般人を対象にするドッキリカメラ形式の番組）のようなもの」と答えた。

　同メディアによると、フォン氏は身に危険が及ぶおそれがあるとの理由で、事件に関する他の質問に対しては具体的な回答を拒否したという。

　フォン氏はこの日報道されたインタビュー映像の最後で「事件のこと全てを謝りたい、ただそれだけ」と話した。