8日午後、金浦国際空港に到着したビーガン氏=(聯合ニュース)
8日午後、金浦国際空港に到着したビーガン氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】来韓中の米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表は9日、北朝鮮核問題を巡る交渉で韓国首席代表を務める外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と朝食を交えて会談し、韓国の対北朝鮮食糧支援計画や、北朝鮮の飛翔体発射など朝鮮半島情勢について意見交換を行った。

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 韓米は深刻な食糧難に陥った北朝鮮に対する食糧支援が人道主義の側面で必要であることはもちろん、北朝鮮との対話の雰囲気をつくる上でも肯定的な影響を与えると期待している。

 韓国政府は現在、北朝鮮への食糧支援の具体的な方法や規模などについて検討中で、国際機関を通じた支援はもちろん政府レベルの直接支援の可能性も排除していないという。

 米国も韓国の対北朝鮮食糧支援方針に同意しており、その方法、規模についても韓国の決定に任せるとの立場だとされる。

 ホワイトハウスのサンダース報道官は8日(米現地時間)、記者団に対し、韓国政府の食糧支援について介入しない方針であることを明らかにした。トランプ米大統領も7日の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との電話会談で、「韓国が人道的な観点から北朝鮮に食糧を提供することは極めて時宜にかなうもので、肯定的な措置になる」と評価し、食糧支援を支持した。

 ビーガン氏は11日までの滞在期間中に李氏と再び会談するほか、北朝鮮制裁問題などを調整する韓米の作業部会(ワーキンググループ)を開催する予定だ。作業部会では北朝鮮への食糧支援のほか韓国企業関係者の北朝鮮・開城工業団地訪問問題など南北間に横たわる懸案について議論が行われると予想される。

 一方、9日に予定されていた青瓦台(大統領府)訪問は10日に変更される可能性が高い。ビーガン氏は青瓦台で鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)や金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長と会うとみられる。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官との面談も予定されているという。


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