ツポレフ142(資料写真)=(タス通信=聯合ニュース)
ツポレフ142(資料写真)=(タス通信=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ロシア軍のツポレフ142対潜哨戒機2機が今月3日、韓国南部・済州島南方の韓国防空識別圏(KADIZ)に進入し、韓国空軍のF15K戦闘機が出動していたことが分かった。韓国軍当局者が8日伝えた。

 

 この当局者は「(ロシアの軍用機は)韓国側との直通網を利用した交信で正確に(飛行)目的を明らかにした」と述べ、追加措置は行わなかったと説明した。

 昨年7月にはロシアの戦闘機2機が1日に4度にわたりKADIZに進入する異例の事態が発生し、国防部は在韓国ロシア大使館の国防武官を呼び出して強く抗議した。

 ロシアの軍用機が今回、KADIZに何回進入したのかや、圏内を飛行した時間は具体的に確認されていない。

 この軍用機は先ごろ黄海上で行われた中ロ合同軍事演習に動員された戦力の一部と推定される。中国とロシアの海軍は先月29日から今月4日までの6日間、中国・山東省の青島沖と上空で軍事演習を行った。

 一方、米国は北朝鮮の「新型戦術誘導兵器」の発射と前後して朝鮮半島一帯に対する偵察活動を強化している。

 民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米空軍の偵察機は8日、ソウルなど首都圏上空を飛行した。米空軍の主力通信傍受機であるこの偵察機は、先月18、19、29日にも首都圏上空を飛行し、対北朝鮮監視活動を行った。


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