「聯合年鑑１９年版」発刊　昨年のニュースを１冊に＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースは８日、総合時事情報資料集「聯合年鑑」の２０１９年版を発刊した。国内外の政治や経済、社会、文化、スポーツなど各分野の昨年１年間の主要なニュースを、統計や図表などとともに収録した。　　１９年版も現代史に残る主要事件や話題にスポットを当てた。３回開催された南北首脳会談と初の米朝首脳会談をはじめ、韓国社会に大きく広がったセクハラや性的暴力告発の「Ｍｅ　ｔｏｏ（私も）」運動、労働時間の短縮や最低賃金引き上げで景気浮揚を図る「所得主導の成長」を巡る論争、司法行政権の乱用疑惑の捜査、韓国人気グループＢＴＳ（防弾少年団）の世界的なブーム、李明博（イ・ミョンバク）元大統領の逮捕、韓国で開かれた平昌冬季五輪などを取り上げた。　聯合ニュースが保有する膨大な資料を活用し、約１５０人が執筆。本文は分野別のニュースを写真やグラフィック、図表などの資料を添えて体系的に編集した。主要な事件・事故は日誌に要約することで分かりやすくした。　また、世界各国の地図や基本データに加え、最近の情勢も解説する。　　　北朝鮮編ではシンガポールで開催された米朝首脳会談や、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）の訪中など、急変する北朝鮮情勢や現在の状況を記載。聯合ニュースが独占配信する朝鮮中央通信と朝鮮中央テレビの報道など各種資料もまとめた。北朝鮮の行政区域を地図とともに整理したほか、金委員長の主要な演説、声明、談話文、昨年の北朝鮮１０大ニュース、年表、主要人物の経歴などを収録した。　聯合ニュースは１９８１年から年鑑を発刊している。　１９年版は１４２０ページで価格は１８万ウォン（約１万７０００円）。購入問い合わせは聯合ニュース出版部（０２－３９８－３５９１・３５９３）まで。