平昌五輪で活発になった南北スポーツ交流、現在は「停滞」
平昌五輪で活発になった南北スポーツ交流、現在は「停滞」
平昌(ピョンチャン)で花開いた南北のスポーツ交流だが、現在は「停滞」している。

 2018年は南北スポーツ交流が活発化した年だった。平昌冬季オリンピックを皮きりに、様々な種目で交流が拡大していった。

 同年5月、女子卓球世界選手権で南北合同チームが構成され、7月には平昌で南北バスケットボール大会が15年ぶりに開かれた。7月中旬には大田(テジョン)でコリアオープン卓球大会が開かれ、北朝鮮選手が参加し、一部種目で南北合同チームが結成された。

 その年のアジア大会を終えた後、南北は体育会談を通して「2020年東京オリンピック合同チーム構成」、「2032年夏季オリンピックの共同誘致」を計画。そして、これはことし2月、南北と国際オリンピック委員会(IOC)が顔を合わせた3次会議でも協議された。続いて、3月にはIOCが東京オリンピックでの南北報道チームを正式に承認した。

 順調に思われていた南北のスポーツ交流だが、2次米朝首脳会談が決裂するなど、北朝鮮をめぐる国際情勢に暗雲が立ち込める中、スポーツ交流の動きも鈍り始める。

 現在、北朝鮮は南北スポーツ交流のための舞台に「消極的」になっている。韓国は「4月から具体的な南北合同チーム協議がスタートするだろう」と予想していたが、実際、2月に開かれたIOCとの3者会議以降、南北のスポーツ交流に関する対話は途切れている。

 大韓体育会の関係者は「我々は何度か接触を試みたが、(北からの)回答が来ていない」と明かした。合同チームを構成することで合意していた4種目の協会、連盟側は「とりあえず待っている」と話すが、北の動きは止まったままだ。

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